人も資料も見た目が8割

栃本 るな

Summary

皆さんはプレゼンを受けていて
「なんかよく分からなかったな」「頭に入ってこないな」と感じたことはありませんか?

または皆さんがプレゼンをする立場で
せっかく時間を使ってプレゼンをしても上記のように
聞き手が「よく分からなかったな」と感じていたとしたら・・・
ビジネスの場において大きな機会損失となってしまいます。

そんなビジネスチャンスを逃さないための一手として今回は”資料の見た目”について書きます。

見た目の重要性

そもそも人が視覚から得る情報(見た目)は重要だというデータがあります。

ビジネスでも恋愛でも清潔感ある人が良いとされるし
LPでもKVのデザインが良いだけで本文適当でも離脱率は下がるし・・・

人と人のコミュニケーションで
言語・聴覚・視覚の影響の割合を明らかにした心理学上の法則『メラビアンの法則』や
教育機器編集委員会が出版した書籍のデータなどによると、
人は目から取得する情報の影響が一番大きいとされています。

つまり見せている資料次第で、相手への影響を大幅に変えることができるといえるでしょう。

もしかしたら多少トークが下手でも資料さえ良ければ好印象ということになるのではないでしょうか?

Q. どんな資料が相手によい影響・印象を与えるのか?

A. 見やすく理解しやすい資料です。


資料整え続けて4年の私が考える、
見やすい・理解しやすい資料の作り方を一部ご紹介します。

※資料やページの用途は様々ですのであくまで一例です。
(見せる資料/読ませる資料/紹介ページ/かさ増しページなど)

資料を作る上での心構え

相手に期待しない

まず相手が積極的に資料を読んでくれると期待しないようにしましょう。
資料を熟読しながら説明を傾聴するほど、多くの人の集中力は高くないでしょう。
(できる人は尊敬します)

資料で見せることで視覚的に理解させるのか、
トーク/説明で聴覚的に理解させるのか、どちらかにするのが良いでしょう。

詰め込まない

情報を1ページに詰め込まないようにしましょう。
上記の通り読まれないことが多い上に、重要なテキストが埋もれてしまいます。


見やすい資料の作り方(一例)

◾️ 1ページ1メッセージ

ページをパッと1~2秒みて、内容を理解できるページが理想
このページで伝えたいことは何かを考え、一番目立つように書く


◾️ テキストを減らす

人は文章を20%ほどしか読まないというデータがある
人は視覚から得る情報が大きいのに、文章はあまり読まないという
わがままな生き物なので図・写真などを差し込み文章ではない伝え方を活用するとよい
(参考:https://u-site.jp/alertbox/20080506_percent-text-read)


◾️ 視点の流れを意識する

  • 大きい→小さい
  • 太い→細い
  • 全体を把握する場合、左上→右下へ”Z”のように流れる
  • 表・記事などの場合は”F”のように流れる
  • 縦書きは”N”のように流れる
    など、人の視点の流れを意識してページの構成をつくる


◾️ カラフルにしない

カラーが多すぎると視点が散るので、重要ポイントが埋もれる
ベースカラー(白・黒)+キーカラー1~2色が理想
カラー数を増やさずに変えたい場合は、同じカラーの濃淡で変えるのもよい


◾️ 余裕があればモーションも

人は本能的に動くものを目で追うので重要ポイントにモーションをつけるのも良い


最後に

※資料やページの用途は様々ですのであくまで一例です。(見せる資料/読ませる資料/紹介ページ/かさ増しページなど)
重要なことなので二度書きました。

ご紹介したのは当たり前なことが多いですが
実際に資料を作っていると夢中になって意外と忘れてしまうことも多いので
再認識できる内容になっていると嬉しいです。

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