Summary
オウンドメディアでよくある二大課題は
「せっかく作った記事が閲覧されない」と
「せっかく作った記事なのに効果が薄い」
ではないでしょうか?
前者は記事のセッションをいかに増やすか、後者は(直接CV/間接CVともに)CVRをいかに増やすか、という問題かと思います。
今回は、前者の「セッションの増やし方」について、メルマガやSNSなど流入施策以外で、いくつか方法をご紹介したいと思います。
※今回の画像は、見られない≒見ざる、ということで、サルのイラストを使わせてもらいました。
①CXツールを使う
セッションを増やすと言えば、広告という方法がすぐに浮かぶと思いますが、コンテンツ担当者の場合、そこに関与できないケースがほとんどですよね。
であれば、サイトに訪問した人をいかに記事まで引っ張るかを重視すべきかと思います。
その際におすすめしたいのがCXツールです。いろんな機能がありますが、まずはサイト内にポップアップを表示する、でシンプルに考えるといいと思います。
現在たくさんのCXツールが展開されています。ぶっちゃけ、ポップアップでコンテンツを閲覧してもらうだけが目的であれば、どれでも大丈夫かと思います。
これの利点は、既存のUIに影響を与えないことです。
CXツールはサイトにタグを埋め込めばすぐに使い出すことができるので、Googleタグマネージャーなどを導入している場合、デザイナーやエンジニアに指示することなく、施策を実行することができます。
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見せたいコンテンツを選ぶ
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CXツールでポップアップを設定する
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できれば、さまざまなシナリオを用意して、いろんなパターンでコンテンツをプッシュする
ちょっとずつ範囲を広げていくことでグロースさせやすいのでおすすめです。
②UXフローをつなげる
これは①とも関連するのですが、ユーザーがサイト内で目的を達成したらそのまま離脱するようなフローになっていないでしょうか?
例えば、購入完了ページでポップアップやリコメンドによって、興味を引きそうな記事に誘導する
例えば、A記事の閲覧者に対して、B記事に誘導する
例えば、何度もTOPを閲覧している人に、TOPに掲載されていない記事をプッシュする
やりすぎるとUXを棄損してしまいますが、掲載枠を小さくするなど、UIをちゃんと考慮すれば問題ないケースが多いです。
(そもそも、昨今のユーザーはポップアップやレコメンドに慣れている、ということもありますが)
一度目的を完了したユーザーに対してふたたび何かをおすすめする、というのは、各掲載枠のクリック数は少ないかもしれませんが、サイト全体に導線を設けることで大きな成果につながると思います。
CXツールなどを使わなくても、記事内に関連記事をリンクさせる、「●●という記事もありますよ」とページ内で知らせる、といった単純な施策も効果はゼロではないはずです。
ただし、ユーザーが目的達成のための行動をしている途中で別のものに誘導するのは、非常に煩わしい印象を与え、その行動をやめてしまう可能性があるので、ストップしておきましょう。
③動画・音声・マンガ・ゲーミングなど、記事とは違ったコンテンツを作成する
いつもテキスト&画像というフォーマットで記事を作成している場合、ユーザーに飽きられる可能性があります。
また、アイキャッチ(視認性)という意味でも、サムネイルやコンテンツの切り口に変化が少なく、ユーザーの目に留まりにくいでしょう。
そういったときは、動画や音声、あるいはマンガやゲーミングなど、少しコンテンツの切り口を変えることがおすすめです。
コンテンツ一覧にこういうコンテンツがひとつ入ることで、新鮮さや面白さを印象付けることができます。
画像だけで構成された記事でも、サムネイルをGIFアニメにすることで、より注目されやすくなります。
以下はVOGUE日本版ですが、ちょこちょこGIFが掲載されていて、思わず目が留まってしまいますね。
https://www.vogue.co.jp/?international
今のユーザーはSNSに慣れているため、こういったリッチコンテンツが設置されているほうが自然なUIになりそうです。
④まとめ記事を作成する
過去のストック記事を活かして、新たな記事として再構成するのもおすすめです。過去記事を資産として活用することで、新たなコンテンツ投資を抑えられるというメリットもあります。
よくあるのは、いくつかの記事へリンクを貼った「まとめ記事」を作成するという方法です。
例えば、以下のような過去記事があるとします(あくまでも例です)
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雨の日におすすめのコーデ
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初夏におすすめのコーデ
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結婚式におすすめのコーデ
これらをまとめて「6月におすすめのコーデ特集」として、まとめ記事を投下すれば、より広い層にリーチすることができます。
記事のテーマを抽象化するイメージです。
そこから過去記事にリンクさせることで、制作工数を抑えながらコンテンツストックも活用することができます。
ちなみに、こういうまとめ記事を作っておけば、メルマガやプッシュ通知で掲載しやすいというメリットもあります。
※「雨の日におすすめのコーデ」の記事はあるけど、今年はもう梅雨が空けちゃったしなぁ・・・みたいなケースです。
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今回は、記事のセッションを増やす方法を4つご紹介させていただきました。いずれもコンテンツ担当者側で実施できそうな施策に絞っています。
PomaloではCXツールやリッチコンテンツの企画もよくやっているので、もし深く知りたいようでしたらぜひお問い合わせください!