まとめられると弱い!?
「リバイバルコンテンツ」を侮るなかれ

Summary

みなさん、お疲れさまです。プランニンググループの足立です。
弊社ディレクショングループからのアツい激励(進行プレッシャー)を受け、いまPCと向き合い、寄稿しています。※何事も進行は守りましょう。

さっそくですが、タイトルにある「リバイバルコンテンツ」をみなさんご存知でしょうか? 知らないからといって不安になる必要はございません。なぜなら、私ひとりが口にしているだけだから。いや、もはや私自身も口にすら出していない。心の中で唱えているレベルです。

「リバイバルコンテンツ」ってなーに?

「リバイバルコンテンツ」とはなんぞや、という話です。”リバイバル(Revival)“とは、「復活・再生・復興」などを意味する英単語。ある辞書では、「古い演劇・映画・歌謡曲などが、再演・再上映されること。また、昔の風俗・流行などが、復活・再評価されること」と記されています。最近でいうと、トム・クルーズ主演の映画『トップガン マーヴェリック』は、リバイバル作品として広く認知されているのではないでしょうか。

では、私が言う「リバイバルコンテンツ」は、何を指すのか。

それは、いわゆる「まとめ記事」のことです。ここまでもったいぶって、まとめ記事かよ! とお思いの方もいらっしゃるでしょう。私自身もここまで引っ張ってしまったことを後悔するくらいです。トップガンからのまとめ記事って。しかし、「まとめ記事」だからといって侮ってはいけません。

まとめ記事とは、ご存知の通り、特定のテーマや切り口にもとづいて、情報を整理し直し、Re-edit(再編集)したもの。この”Re“の部分を、私はあえて”Revival“と解釈しているのです。

改めて「まとめ記事」の役割ってなんだ?

コンテンツ(記事)を制作していくと、一定数どうしても数字がふるわないものがあります。いや、一定数どころか、ふるわないもののほうが世の中には溢れていることでしょう......。しかし、そうした憂き目にあったコンテンツも、「まとめ」ることで見事にリバイバルするのです。

私が担当するクライアントのひとつ、とある総合ファッションアパレル企業のオウンドメディアでは、毎日配信される記事の中で、必ず月に12本のまとめ記事を制作しています。

月に一度、プロジェクトメンバーが分析したそのメディアの数値分析では、芳しくない数字の記事が、残念ながらいくつか存在します。そうです、そんなときこそ「まとめ記事」の出番です。単体では数字を残せず白い目で見られていた記事(私)も、まとめ記事で再編集されることで、見事リバイバルを遂げます。そして、お察しの通り、リバイバルさせるのが私の役割。大切なのは、いまユーザーが気になる旬なテーマ、季節性や行事を重んじたテーマ、その媒体で支持を得ているテーマなどで、横串に刺すことです。

そんなこんなで制作されたまとめ記事は、数値分析で良好な数字を安定的に残しています。ECサイトへの送客率やPVCVR、その月のすべての記事の中で、必ずと言っていいほど上位に食い込む数字と結果を残しているのです。また、ユーザーにとっても自分が気になるテーマを一度で一気に読むことができ、見逃してしまった商品への理解も深められ、新たな発見へと繋がります。ちなみに、私が担当する別の外資ファッションブランドでも、まとめ記事は、全体の記事の中で常に上位にランクインしています。様々なところで、憂き目にあった記事たちは、まとめ記事に形を変え、成仏されていっているのです。

人間は、”まとめ”られると弱い

まとめ記事がこうしたポジティブな数字を残せるのは、いくつか要因があると考えられます。が、そのなかでも私は、「人間はまとめられると弱い」という深層心理が、大きく働いていると考えています。総集編やダイジェスト、盛り合わせ、お買い得パック、詰め合わせ......”まとめ”られたものたちは、昔から形・名前を変えて一定数存在し、人間の消費行動を長らくアシストしてきました。あなたも居酒屋で単品の刺身ではなく、刺身盛り合わせを注文してませんか?

こちらで紹介してきた通り、まとめ記事は、重要な役割を果たすキラーコンテンツ。侮ってはいけないし、むしろ積極的に取り入れていくべきもの。しかし、まとめ記事と言われると、もはやその名に停滞感を感じます(私だけかもしれないけど)。そんなときこそ、その名で提案してみましょう。「リバイバルコンテンツ」、と。

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