Summary
お疲れさまです! プランニンググループの足立です。
みなさん、今日は何の日(2月14日)ですか!?
そうです、バレンタインデイ!
せっかくなので、今回はバレンタインにまつわるデジタルコンテンツのお話。
チョコレートをもらった方ももらってない方も、贈った方も贈らなかった方も、ぜひご一読を。
“バレンタインコンテンツ”はそもそも少ない!?
まずは、そもそもバレンタインのデジタルコンテンツってあるのか?
私が所属するプランニンググループのメンバーとともにリサーチしてみた結果、ホリデーシーズンに比べると、やはりバレンタインのコンテンツは少ない傾向。
ただ、簡易的な特設ページやLP、キャンペーンを展開するメーカーやブランドが多いなか、一部の企業では、インプットしておきたいコンテンツもちらほら。
今回は、そのなかでも個人的に気になったコンテンツをご紹介します。
1.高島屋の食べられるお花の”ウェブチョコ”
老舗大手百貨店、『高島屋』がバレンタインに仕掛けたのが、エディブルフラワーと言われる”食べられるお花”とチョコレートを使ったウェブコンテンツ、「あなたと花とチョコレート」。
贈りたい相手と贈り主の名前を入力したら、ミルク・ダーク・ホワイトの3種類のチョコレートを9マスに自由にレイアウト。そのチョコレートに全14種類から成るエディブルフラワーを飾り付けし、最後に背景色を選べば完成。
このウェブチョコのポイントは、選んだ花によって、全46種類からメッセージが生成されること。しかも、そのメッセージは、「あなたに想われたくて夜も眠れない」、「私の家族になってください」、「あなたの愛を永遠に独り占めしたい」など、かなりウェット笑。
これらのチョコレートは、SNS上でシェアでき、さらに自身がデザインしたチョコレートをパティシエが本物のチョコレートで再現するというキャンペーンも展開され、バレンタインのコミュニケーションとして非常に新鮮でユニークな好例でした。
2.リンツはチョコレートで診断
キャンディーのようなカラフルな包み紙でお馴染みのチョコレート、”リンドール”で知られる『リンツ』。このスイスを代表するチョコレートブランドは、「おふたつリンツ。」というバレンタイン期間限定キャンペーンを1月頭から開始。
キャンペーンの特設サイトに用意されたスペシャルコンテンツ「リンドール診断」では、6つの質問に答えると、自分の性格やパーソナリティが全22種類のリンドールのフレーバーに例えられ、自分にぴったりのリンドールが診断されるというもの。
診断後には、リンツ公式LINEでクーポンが発行され、店頭で提示すればリンドールの人気5フレーバーのなかから”おふたつ”もらえるという導線も。
さまざまなジャンルで活用される「診断コンテンツ」の汎用性、人気の高さを改めて実感できました。
3.「ブラックサンダー」はコンテンツもイナズマ級
最後にご紹介したいのは、みなさんも一度は口にしたことがあるであろう、おいしさイナズマ級のお菓子『ブラックサンダー』が開催した「B級バレンタイン未来博2023」。
名前を読むだけで気になるこちらは、バレンタインを気軽に楽しんでほしいという願いを込めて、未来のバレンタインを勝手に妄想し、表現した一大キャンペーン。
さまざまなコンテンツが用意され、さらに2023年2月3日からPickUpランキン 渋谷ちかみちでは、リアルイベントも2日間開催されました。
B級の”B“は、ブラックサンダー(Black Thunder)のBとバカバカ(Baka Baka)しいのBを掛けており、ウェブコンテンツではそんなB級コンテンツが満載。未来のバレンタインでは、チョコレートの代わりにカニを贈るようになり、ブラックサンダーも「クラッブサンダー」に改名という前提のもと、「カニスビー」というバレンタインスポーツのレッスン動画や、最新AIと見せかけてイグニオ・愛之助(イニシャルA.I)さんなる怪しすぎる人物の音声メッセージなど、とにかくバカバカしさイナズマ級。とにかく見てみてください笑。
こんな攻めたバレンタインコンテンツに徹したブラックサンダーが、ますます好きになりました。
チョコっと手を加えるだけでいい
バレンタインデイのデジタルコンテンツは、どうでしたか?
ここで紹介しきれなかったもののなかにも、個性が光るコンテンツはまだまだありました。しかし、全体的に母数が少ないので、チョコっと手を加えるだけで映えるコンテンツになるのではないでしょうか。
バレンタインだけにね!
Photo/Getty Images