改めて考える映像のチカラ

五嶋 一貴

Summary

こんにちわ、ディレクターの五嶋です。今更ながらですが、少し前にGoProを入手しまして、趣味のマンション調査で動画撮影を行っています!今回は毎日必ずと言っていいほど目に触れる、動画について書いていこうと思います。

2022年の動画広告市場規模は、昨年対比133.2%となり、5,601億円に到達しました。特に、スマートフォン向け動画が市場の83%を占めることから、映像の重要性がますます高まっています。将来予想では、2023年には7,209億円、2025年には1兆円を突破し、2026年には1兆2,451億円にまで達するとされています。市場規模拡大が今後ますます見込まれる動画コンテンツ。今回の記事では、映像のメリットや特徴について、改めて考えていきたいと思います。

多彩な情報を伝えられる

1枚の写真は1,000の言葉の情報を持つと言われ、動画1秒あたり24枚の写真が入ることから、映像は非常に多くの情報を伝える力を持っています。映像はテキストや耳から聞く音声から得られる情報より深い理解を得られます。人は情報を理解する工程として、頭の中で情報を映像化するため、動画ではダイレクトに情報が入り、映像に変換する必要がなく、より理解力が深まると考えられています。

また、映像は視覚的な情報だけでなく、音声やテキストを併せて伝えることができます。これにより、視聴者は映像の中で複数の情報を同時に処理し、より総合的な理解が可能となります。例えば、料理のレシピ動画では、材料や手順を視覚的に確認しながら、調理のポイントやコツを音声で聞くことができます。動画コンテンツはラジオ感覚で耳だけで聴くことができる点もメリットだと思います。

感情の伝達とストーリー性

映像には数字だけでは伝えられない感情やストーリーが存在します。映像では人の気持ちをダイレクトに表現することができ、音楽や効果音がエンタメとして捉えられ、興味の持続や感情の刺激にも繋がります。例えば、ドキュメンタリー映画などでは壮絶な生存競争や愛情など映像を通して感じることができ、視聴者に深い感動を与えます。また、アニメや映画では、登場人物の表情や仕草により感情が伝わり、ストーリーにより深く没入できます。これにより、視聴者はストーリーにより深く没入し、感情移入を体験することに繋がります。

関係性の強化

YouTubeやインタビュー動画などでは、映像を通して話し手のキャラクターや性格が伝わり、親近感が湧いてきます。人気のYouTuberなどは自身の日常や趣味を映像に収めることで、視聴者との距離を縮めています。視聴者は映像を通じて制作者や登場人物の意図や感情を理解し、関係性が強化されると考えられます。

また、企業が自社の製品やサービスを紹介する動画を作成することで、消費者とのコミュニケーションが図られ、ブランドへの理解や信頼が深まります。また、映像を使った教育やトレーニングも一般的になり、コミュニケーションや協力関係の構築に役立っています。


ふだん何気なく見ている動画について、その特性やメリットを挙げてみました。上で挙げた以外にもまだまだあるかと思いますが、映像の持つ力がいかに大きいかを改めて感じます。今後も情報発信やコミュニケーションに活かしていくことが求められますが、映像の特性やメリットを理解したうえで最大限に活用することで、より魅力的なコンテンツ作りができるのではないでしょうか。
それではみなさま、またお会いしましょう。

Contact