実録!41歳からのSNS運用奮闘記(後編)

五嶋 一貴

Summary

みなさま、こんにちわ。3度目の登場、ディレクターの五嶋です。「41歳からのSNS奮闘記」と題しまして、これまで2回記事を紹介させて頂きました。前編ではアカウント作りを行う上で自分なりに拘ったことや、目標としたフォロワー数1,000に至るまでの具体的な作戦を、中編ではフォロワー数が増える中で感じたことや、具体的な運用方法とそのTwitterを通してのコミュニケーションについて書かせていただきました。前編中編をまだお読みでない方は是非ご一読頂けると幸いです!

さて、いよいよ最終回となった今回の後編では、運用を通し、自分なりに感じたツイートのコツや、SNSコミュニケーションで体感した交流体験の醍醐味を紹介したいと思います。今回の記事でSNSの運用開始は40オーバーのおじさんが始めても決して遅くない!ということが伝われば幸いです。それでは最終回、いってみましょう!

プチバズり再来!?そこから学んだこと

趣味であるマンションネタのツイートにてTwitter運用をはじめて約12ヶ月が経過しました。その後、おかげさまでフォロワー数が伸びていった訳ですが、この記事を書いているタイミングでフォロワー数が2,300を超えました。フォロワー数1,000を目指して運用スタートしたのですが、正直ここまで伸びるとは考えてもいませんでした。何よりも、長続きしない性格の私が1年以上継続して運用を続けられていることが奇跡的なのです。

以前の記事で「バズるツイートは狙ってできるようなものではない」ということを書いたのですが、やはりその後の運用を続ける中で、バズツイートは23回あったかなかったという感じです。それでも地道にコツコツとツイートをしていく中、一定数のいいねやリプライを頂き、フォロワー数が伸びていく中で伸びしろの手応えを感じていました。また、マンションクラスター(マンションについてやたらと詳しい人たち。通称マンクラ)とのTwitter上での交流も増え、学びあり、笑いありと楽しく運用を続けることができました。そんな中、あるツイートがプチバズりを起こしたのです。

上のグラフは直近2ヶ月間のフォロワー数推移のグラフです。基本的には緩やかな右肩上がりのグラフになるのですが、6/12の次が一気に数値が上がっています。6/13にツイートした内容が過去一番のバズりを起こし、その日だけで100件以上のフォロワーが増えたのです。その時のツイートアクティビティが下になります。

なんとインプレッション数154K。なにこれ!?という感じでした。エンゲージメント数も28,000弱と日々のツイートからは想像できない爆上がり体験をしたのです。Kの表示は自身のツイートでは初めて目にしました。K1,000 なので、インプレッション数154,000ということです。

ツイート内容は新しく発表された新築マンションのモデルルーム見学を行ったレポートツイートです。普段から行っているツイートとさほど変わらず、自分でもここまでバズるとは想像もしていなかった内容です。「バズるツイートは狙ってできるものではない」改めてそう感じた瞬間でした。

そのような中、自分なりに数値が伸びた分析をしてみたところあることに気がつきました。「話題性ある内容を誰よりも早くツイートする」ということです。今回のツイートで紹介したマンションは誰もが知る超有名な観光地エリアに建設されるマンションでした。休日ともなれば広域からも観光として人が賑わうエリアです。そんなエリアで且つ、なかなかマンション建設がされない希少な立地、そしてそこから見ることができる映える眺望マンションともなれば話題性がない訳がありません。マンション好きでない方でも興味が湧いてしまう内容かもしれないと感じました。そんな話題性の高い物件紹介をいち早くツイートできたことがバズった要因だと思いました。当の本人は自分の興味あるマンションをいつも通りにツイートしただけなのですが。。やはりバズツイートはなかなか狙ってできるものではなさそうですが、なんとなくTwitter運用においてのコツを感じた瞬間でもあったのです。

スペースデビューしちゃいました

このような体験をしながら、楽しみながら運用が続くわけですが、ある日、事件が起きました。事件と言いますか、思いもよらない嬉しい出来事ですね。マンクラ界隈のインフルエンサーと呼ばれる方から一通のDMが届いたのです。フォロワー数1万人近くいて、マンションブロガーでもあり、自分からしてみたらもう神的存在のインフルエンサーです。

内容は「一緒にコラボして○○エリアのマンション紹介をしませんか?」という内容でした。まるで夢かと思うような出来事にDM返信する手が震えていたことは記憶に新しい限りです。私が運用をはじめた頃に、雲の上の存在だった方からお誘いを頂けるなんて夢にも思わない出来事でした。まさかこんな出会いができるなんて、「Twitterただただ素晴らしい」の一言に尽きる次第です。

マンクラのコミュニティではTwitter機能であるスペース(音声を使ったリアルタイムの会話ができる機能)を利用して、定期的にプチイベントが開催されます。話題のマンションや不動産マーケットの今後の見通しなどなど、主催者がスピーカー(単独や複数人の場合など時々による)となって、取り上げたテーマを集まったリスナーに向けて話をするイベントです。私もリスナーとして参加することが多々ありましたが、そのようなところで自分が話をするなんて場違いにも程があるとう感じでした。が、こんなチャンスはなかなか無いし、別に顔が見られる訳ではないから大丈夫か(悪いことはとくにしていませんww)、と思い挑戦してみることにしました。

こうして、インフルエンサーの方とのコラボ企画を実施することになり、スペースを開催することになりました。緊張のあまり前日は眠ることができず、当日の開催直前には缶ビール1本をチャージして臨んだわけでありますが、思いのほか100人以上のリスナーの方にお集まり頂き、テーマの物件について話をさせて頂きました。同じマンションの紹介でも、いつも行うツイートの時とは違い、臨場感ある中での語らいは、いつも以上に熱がこもったように感じます。140文字という制限あるツイートではできない話を心の丈に語らせてもらった次第です。

かくして、1時間以上に渡ったスペースイベントを無事に終えることができたのですが、素晴らしい体験をすることができ、この上ない歓喜でした。趣味であるマンションのことをアウトプットする場としてはじめたTwitter運用ですが、このような形で多くの人に話を聞いていただけるなんて当初は考えもしませんでした。自分の好きなことを好きなように発信できるこのTwitter運用では学びや素敵な出会いがありました。誰かに喜んでもらえ?役にたっている?? かどうかはわかりませんが、40オーバーの私にも、やってみればできるのだと少しだけ自信に繋がるような体験をすることができました。

3部に分けてSNS運用の体験を紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?運用をはじめる前は抵抗ありましたが、スタートする年齢はあまり関係ないのかもしれません。まだまだ1年少しの運用で、小さなアカウントではありますが、これから目指したいこともあるので日々精進していきたいと思います。この記事をお読み頂き、運用を初めてみようかと少しでも考えいる方、是非勇気をもって一歩進んでみてください。失うものはなにもありません。そこには学びしかないはずです。少なからず私はそうでした。この記事が挑戦をはじめようとしている方の一助になれば嬉しい限りです。以上で3部にわたる体験記はいったん終わりになりますが、またどこかでお会いしましょう!

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